引越しの荷造り

引っ越し前に断捨離をするコツとは?メリット3つも解説

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引っ越しと処分

「断捨離」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
単なる片付けテクニックだと思われている人も多いかもしれませんが、実はそれだけにとどまらない、生活のあらゆる場面に応用できて、いろんな無駄と労力を減らすことができる考え方なのです。

「断捨離」を知っている人も知らない人も、改めてその基本と考え方を理解すれば、普段の生活はもちろん、引越しの時にもおおいに助かります。
今回は、引越し前に「断捨離」をすることのメリットをお伝えします。

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断捨離ってなに?

そもそも「断捨離」とはなんなのでしょうか?
この言葉を考案した山下英子氏によると、その基本は「モノへの執着を捨てること」にあるといいます。
断捨離のコンセプトをよく理解してから実践することで、身の回りが片付くだけでなく、物に執着する心から開放されて、ストレスも減らせるといいます。

この考え方を端的に表しているのが「断」「捨」「離」の三つの文字です。それぞれの文字には、以下のような意味がこめられているそうです。

断・・・家に入ってくる要らない物を断つ
捨・・・家にずっとある要らない物を捨てる
離・・・物への執着から離れる

つまり、不要な物との関係を絶って、すでにある不要な物も捨てて、物に執着する心を離す。
これらを実践することで、身の回りを効率的に片付けることができるようになるだけでなく、不要な物から生じる労力やストレスからも開放されて、生き方そのものも見直せるといいます。

暮らしを無駄なくシンプルにするための「断捨離」。
そのポイントは、「増やさず・減らして・執着しない」ことにあると言えるでしょう。

どんどん増え続ける不要品と縁を切るために、ぜひ取り入れてみてください。

こんなに多い! 引越し前に断捨離をするメリット

引っ越しと処分それでは、引越し前に断捨離をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

引っ越し費用が安くなる

1番目のメリットは、「引越し費用が安くなる」ことです!
引越し代は、基本的には運ぶ荷物が多いほど高くなります。つまり、物を減らせば減らすほど、引越し代を安くできるのです。

不要な物はできるだけ手放して、引越し代を節約しましょう。

生活スペースが広くなる

2番目の利益は、「生活するスペースが広くなる」ことです。
物がたくさんあると、収納スペースもそれだけ必要になります。さらに、クローゼットや押入れからはみ出して、普段の生活スペースまで侵食してしまうかもしれません。
そうなると、部屋の印象も雑然としてしまいますし、視界に不要な物が映ることでリラックスできなくなったり、ストレスがたまったりもします。

こういった無駄やストレスを防ぐためにも、不要な物は増やさないようにしましょう。

シンプルな生活ができるようになる

3番目の利益は「引越し後の生活がシンプルになる」ことです。
道具でも服でも、物が多くありすぎると、無駄な労力がかかります。たくさんある中から使いたい物を探したり、整理整頓する手間などがかかってしまうからです。

物をなるべく減らして、様々な場面でかかる労力を減らす。これは断捨離の大きなメリットです。

以上のように、引越し前の断捨離には多くのメリットがあります。
「役に立ちそうだな」と思ったら、ぜひ始めてみてください。
早く断捨離を始めるほど家の中が片付きますし、引越しにかかる労力も少なくすることができます。

こうすれば効果的! 断捨離のコツ

引越しそれでは、実際に断捨離を行なうにあたっては、どうすればよいのでしょうか?
以下に断捨離のコツと、実践のための方法をご紹介します。

「断」~要らない物は買わない/もらわない!

まずは家の中に要らない物を増やさないために、不要な物は「買わない」「もらわない」ことを徹底しましょう。

「そんなに必要じゃないけど、安かったから買ってしまった」

「家族や友達がくれると言ったから、ついもらってしまった」

このような理由で物を増やすと、高い確率で不要品となってしまいます。
さらに

「せっかく買ったんだからもったいない!」

「くれた人に申し訳ない…」

などのためらいが生まれてしまい、処分も気軽にできなくなってしまいます。

特に必要でない物は、あえて買ったりもらったりしないようにしましょう。

さらに、引越しを知った人が「引越し後に役に立つと思うよ」などと言って、善意で家具や家電製品などをくれることがあります。
でも、これも必要でないならはっきり断るようにしましょう。

引越し前に物を増やしてしまうと、そのぶん引越しが大変になってしまいます。もちろん良い品なら喜んで頂くべきですが、そうでないなら遠慮しないようにしましょう。

「捨」~不要品は早めに処分する

次は、すでに家の中にある要らない物の処分です。
これは意外と悩んだり迷ったりして時間がかかるので、なるべく早く始めるのがおすすめです。

目安としては、引っ越しの一ヶ月以上前からです。自治体によっては不燃物や粗大ゴミの収集日が月1回しかないところもあるため、注意が必要です。

引越し先で使わない家具、あまり着ない服、読み終わった雑誌やもう使わないと思われる物など、なるべく選別して処分してしまいましょう。
特に家具や大型の家電製品は、自治体にあらかじめ申し込んでから収集してもらわなくてはいけないので、早めに行動する必要があります。

「気が付いたら粗大ゴミや不燃ゴミの収集日が過ぎていた…」

などということにならないように、余裕をもって処分しましょう。

また、単に捨てるだけでなく、リサイクルショップに引き取ってもらう方法もあります。買い取り額はそう高くありませんが、回収費や処分費がかかるよりはずっと良いでしょう。
これも引き取りをお願いする場合はお店の都合があるため、早めに申し込むようにしましょう。

不要な家電や粗大ごみは業者に依頼し、取りに来てもらいましょう。
時には買い取ってもらえる場合もあります。
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「離」~物への執着を捨てる

不要品を処分するにあたって最も高いハードルとなるのが、この「執着」です。

「まだ使えるのにもったいない!」

「いつか使うかもしれない…」

そんな考えで捨てることをためらっていると、いつまでたっても処分できません。こうした執着心を捨てることが、断捨離の最大のコツなのです。

と言っても、なかなかそこまで思い切れる人は少ないでしょう。
長く愛用していた物や、気に入っていた物ほど、いざ古くなったり壊れたりしてしまっても、なかなか捨てる決心がつかないものです。
そこで、以下のような方法をおすすめします。

「使えるけど不便な物」や「使えるけど古びている物」は捨てる!

使えるか/使えないかだけでなく、使いやすさや見た目も大事です。
服やファブリック(カーテン、敷物、寝具のカバーリングなど)が色あせたり薄汚れたりしていると、使う人までみっともなく見えてしまいます。また、一部の機能が使えなくなった家具や道具なども、無理に使い続けると効率が悪くなります。

こういった物は、使いつづけることでストレスもたまってしまいます。思い切って捨てるようにしましょう。

家族や友人の意見を聞く

服、家電製品、趣味の道具などで有効です。流行遅れになったり、古くなったり、部分的に壊れてしまったりなどして、なかなか捨てる決心がつかない物を見せてみましょう。
「もう古いから着ない方がいいと思う」「使いづらそうで大変だと思う」など、客観的な意見を聞くことができます。自分だけでは決心がつかない場合も、人の目で判断してもらえば踏ん切りがつくかもしれません。

「断捨離ボックス」を作る

すぐに捨てずに、一時的に保管する箱を作ってみましょう。
そこに入れた上で、一定期間使わなければ、思い切って捨てるようにするのです。

断捨離ボックスに保管するのは、長くても半年くらいにしましょう。引越し直前には行いづらい方法ですが、普段から心がけておけば、引越しの際の荷物も減らすことができます。

断捨離で起きるトラブルとは? 防止策はこれ!

引っ越しと処分以上のように、身の回りを効率良く整理整頓できる断捨離ですが、行き過ぎてしまうとデメリットもあります。

たとえば、勢いあまって捨てすぎてしまうと、気持ちが落ち着いてから後悔したり、大事な物を取り戻せなくなったりしてしまいします。
断捨離の際には、以下のような点に注意するようにしましょう。

必要な物まで勢いで捨てない!

物を減らして身の回りが片付くと、気分がスッキリします。ですが、それが行き過ぎて「断捨離ハイ」とも言える状態になってしまうと、物を捨てること自体が快感になって、手段と目的が入れ替わってしまいます。

こうなると、非常に危険です。勢いあまって必要な物まで捨ててしまわないように、十分気を付けるようにしましょう。

有効な防止策は、一時的にためておく「断捨離ボックス」を作ることです。しばらく時間を置いてから改めてチェックすることで、要・不要をしっかり見極めることができます。

家族や恋人の物は勝手に捨てない!

これは絶対にNGです!
テレビ番組などでもたまに特集されることがある「断捨離トラブル」ですが、自分にとっては不要に思えても、当の所有者にとってはとても大事でかけがえのない物だったりするからです。

趣味の道具や収集品、本やゲームなどにありがちですが、そもそも人の物を勝手に捨てるのは重大なマナー違反です。特に趣味には人それぞれのこだわりがあるので、単に怒られるだけでなく、修復不可能な感情のもつれができてしまうこともあります。

中には「それなりの値段が付くかも…」とリサイクルショップに売ってしまう人までいますが、これももちろんマナー違反です。断捨離は自分の物だけにして、どうしても邪魔で処分したい物は、きちんと持ち主と話し合うようにしましょう。

さいごに

引越しは、断捨離にはもってこいの機会です。普段はなかなか捨てられない物も、引越しという一大イベントを好機にすれば、思い切って処分することができるからです。

上手く断捨離を行えば、暮らしをシンプルにすることができます。また、余分な物から発生する手間やストレスも減らすことができます。ぜひ無理のない範囲で取り入れてみてください。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

引越しで不要なものを捨てるコツとは?メリットは何があるの?

引っ越しの際に捨てるものと残すものの判断はどうしたらいい?

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