「うさぎを引っ越し先に連れていきたいんだけどどうしたらいいんだろう？」
「引越し業者はうさぎを運んでくれるの？費用はどのくらいかかるの？」
何て疑問はありませんか？
「寂しいと死んでしまう」と言われるほど、ストレスに弱いとされるうさぎ。
そんなうさぎにとって、引っ越しは命がけの大移動ということになります。
大切な家族の一員でもあるペットのうさぎに、できるだけ負担をかけないような引っ越し方法はあるのでしょうか？
また、そんな繊細なうさぎの引っ越しを請け負ってくれる業者は？
うさぎの引っ越しについて詳しく解説します
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目次
うさぎは臆病な生き物
うさぎは非常に憶病な生き物です。
さらに言えば、臆病なのに好奇心旺盛と言う一面も持ち合わせている、繊細な生き物ともいえます。
うさぎは環境の変化を苦手とし、常に同じ場所、同じ人間、同じ食事を好む傾向にあります。
そんなうさぎにとって引っ越しは、住空間が変わるだけでなく、その移動が非常にストレスを感じる行為と言うことになります。
うさぎの特徴を把握し、できるだけストレスを軽減してあげられるよう工夫してあげましょう。
うさぎを連れた引っ越しの準備は？
うさぎを連れて引っ越しを行う場合、準備できるのであればしたい項目があります。
もちろんうさぎの体調や性格に合わせてということになりますが、可能な準備があればぜひ実行してみてください。
かかりつけの獣医に相談する
あなたが飼っているうさぎについて、家族以上に知っているのはかかりつけの獣医さんです。
そこで引っ越し前に、引っ越しについての相談をしてみましょう。
うさぎといっても個体により性格や特徴は違うものです。
普段から診てくれている獣医さんであれば、その個体に最適な準備や搬送方法を提案してくれるはずです。
引っ越し先の動物病院チェック
引っ越し先が遠方になる場合は、新居周辺の動物病院をチェックしておきましょう。
動物病院は最低2か所チェックしておくと、片方が休診日でももう一方に行けるので便利です。
できればさらに夜間診療を受け付けている動物病院もチェックしておくといいでしょう。
引っ越しでうさぎの体調に問題が発生した時、すぐに対応できるように準備しておきましょう。
外出に慣れさせる
住み慣れた家の中で過ごすことを好むうさぎは、散歩で外出することすら嫌います。
特にうさぎは音に敏感な傾向があり、普段聞きなれない自動車の音や、街に流れる音楽などがストレスになります。
そこで引っ越し前から、時折うさぎをゲージに入れて外に連れて行く機会を持ってみましょう。
もちろんうさぎの体調を観ながらですが、こうすることで外の騒音や外出用のゲージに慣れることができ、引っ越しの移動時に感じるストレスを多少なりとも軽減させてあげることができます。
うさぎの移動手段
引っ越しでうさぎを連れて行く場合、考えられるのはやはり車、電車、飛行機が中心となるでしょう。
それぞれの場合の費用相場や注意点、メリット・デメリットをみておきましょう。
車移動の場合
ご自身が車を持っており、その車で移動できるケースを考えます。
うさぎは普段利用している外出用のゲージに入れ車に乗せます。
ゲージをそのままシートに載せて運ぶと、車の振動が直接うさぎに伝わってしまい、うさぎにストレスをかけることになります。
できれば飼い主がひざの上に乗せて、うさぎの様子を見ながら運んであげるといいでしょう。
また、うさぎは移動中や外出先では、水もエサの口にしないことがほとんどです。
それだけ外出はうさぎにとって緊張感のある出来事ということ。
高速道路を利用して移動する場合などは、できるだけ多めに休憩を取り、うさぎの様子を見ながら運ぶといいでしょう。
電車移動の場合
電車移動をする場合、ゲージに入れて改札で申告すれば、「手回り品」として扱ってくれます。
手回り品にかかる料金はJRの場合一律280円。
これは在来線で一駅乗ろうが、新幹線で終点まで行こうが費用は変わりません。
電車移動の場合、改札に入ったらゲージを開けることは禁止されています。
可愛そうだから外に出してあげたいと思っても、決して出さないようにしましょう。
また、新幹線や特急列車を利用する際、うさぎのゲージのために席を確保するのは基本的に禁止となっています。
空いていればOKと思っている方もいるかと思いますが、うさぎのようなペットはあくまでも「手回り品」であり荷物と小名木扱いになります。
荷物のために席を確保したことで、他の人が席の予約をできなくなり可能性がある限り、いくら空いている時期の電車でも控えるのが常識です。
うさぎが可愛いのはわかりますが、そのために座席をひとつ確保するような行為は絶対にしないようにしましょう。
飛行機移動の場合
飛行機で移動する場合は、手荷物として貨物室に預ける形になります。
貨物室といっても、ペットなどの動物を保管する専用の貨物室となり、内部の気温は客席と同じ設定になっているケースがほとんどですのでご安心を。
預ける際は、布製のケースなどではなく、プラスチック製、もしくは金属製のしっかりとしたゲージが必要になります。
もしそんなゲージを持っていないという場合は、航空会社に相談すれば、ゲージのレンタルもできますので利用しましょう。
うさぎやハムスターなど、いわゆる「齧歯目」に分類される動物は、持って行ったゲージをさらに包む専用のゲージが用意されていることがあります。
これは、歯の鋭い齧歯目が、運送中にゲージをかじって外に出ないための措置です。
このあたりは航空会社に任せれば問題ないでしょう。
気になる費用ですが、航空会社や路線、時期によって変動しますが、日本国内であればおおよそ3,000～6,000円で預けることができます。
うさぎにとって最適な移動手段
繰り返しになりますが、うさぎは環境の変化に敏感で、乗り物による移動などは苦手です。
そんなうさぎのことを考えると、最善の移動手段は「最短時間で移動できる手段」ということになります。
この場合の「移動」とは、その乗り物に乗っている時間ではなく、旧居を出てから新居に着くまでの時間を指します。
引っ越し前に考え得る移動手段をすべて出し、旧居の玄関を出てから、新居の玄関に到着するまでの時間を計算しましょう。
その中で最短となるのが、うさぎにとって最善の移動手段ということになります。
うさぎを運んでくれる業者はある？
うさぎの引っ越しには、犬や猫以上に気を遣う必要があります。
これはうさぎがより神経質な動物で、かつストレスに極端に弱い動物である以上仕方がありません。
しかし、ただでさえ忙しい引っ越しのタイミングで、ここまでうさぎにかかりっきりになるのはかなり難しいのではないでしょうか？
とはいえキチッと準備してあげないと、引っ越しのせいでうさぎが体調を崩してしまったり、最悪の事態があってもいけません。
そんな方にオススメしたいのが、業者による引っ越しということになります。
うさぎのような小動物の場合、動物の引っ越しを専門にしている業者に依頼するケースと、引っ越し業者に依頼するケースがあります。
うさぎも運んでくれる引っ越し業者はある？
かなり限られますがあります。
大手引っ越し業者の中では、ヤマト運輸やハート引越センターがペットの引っ越し専門サービスを提供しています。
他にも大手の引っ越し業者の場合、外部の専門業者と業務提携をし、外注という形で請け負っている業者もあります。
引っ越し業者と動物搬送の専門業者はどっちを選ぶといい？
ここで問題となるのは、引っ越し業者に依頼するのと、動物搬送の専門業者に依頼するのと、どちらがいいかということです。
先に答えを言ってしまうと、オススメは引っ越し業者にお願いする形です。
動物専門の搬送業者の方が信頼できそうなイメージがあるかもしれませんが、引っ越し業者にお願いしても、ほとんどの場合は引っ越し業者経由で外部の搬送業者に仕事の依頼が行く形になります。
つまり、どちらにお願いしようが、搬送に関するクオリティに大きな差はないということになります。
搬送の部分で問題がないということは、あと気になるのは費用の差と、手間の少なさでしょう。
まず費用に関しては、恐らくどちらもさほど差はないはずです。
引っ越し業者を経由して専門業者に依頼する場合、間に引っ越し業者が入ることから、費用が余計にかかるイメージがあるかもしれません。
しかし、冷静に考えれば、動物搬送の専門業者にとって、引っ越し業者との業務提携は、収益の柱ともいうべき提携でしょう。
その提携部分の費用が、他の業者より著しく高い場合、恐らく引っ越し業者に契約を切られてしまうことになります。
そう考えると、提携しているからこその割引料金があってしかるべきで、恐らく引っ越し業者とは別に、他の専門業者に依頼した場合と、費用面で差がつくことはないはずです。
費用以上に注目したいのは、引っ越し業者と動物搬送業者が緊密に連携してくれる点です。
うさぎのように神経質な動物は、住んでいる部屋で引っ越し作業が行われるだけでストレスを感じます。
普段とは違う大人数の足音や、荷物を運ぶための騒音、そして舞い上がるホコリなどに敏感に反応してしまうものです。
引っ越し業者と動物搬送業者を別に依頼した場合、荷物の搬出タイミングやうさぎの搬出タイミングを自分で連絡して調整する必要があります。
渋滞でトラックが遅れたり、想定以上に作業が早く済んだ場合なども、いちいち連絡を取り合って調整するのは、引っ越し作業中には大変なことです。
しかし、引っ越し業者経由で動物搬送業者を依頼した場合、業者間で連絡を緊密に取り合い、ベストなタイミングで搬出搬入を行ってくれます。
この負担がなくなるのは非常に大きいポイントといえるでしょう。
うさぎの引っ越しにかかる費用は？
うさぎは小動物というカテゴリーですが、引っ越し費用に関しては小型犬と同様の費用がかかると思って間違いありません。
複数の動物搬送業者を調べたところ、東京から名古屋への引っ越しで40,000～60､000円程度、東京から大阪への引っ越しで30,000～60,000円程度かかるようです。
費用に大きな差があったり、距離が近いはずの東京名古屋間の方が高くなったりする可能性があるにはいくつか理由があります。
それは、出発点と到着点の問題です。
費用のベースは小型犬が参考になりますが、うさぎのような臆病な生き物の場合、「最短時間での搬送」がキーポイントとなります。
東京を出発して名古屋や大阪を目指す場合、新幹線や飛行機、車といった移動方法が考えられるため、どの方法を組み合わせるかで費用に大きな幅が出てきます。
また、名古屋より大阪が安くなる理由としては、空港の位置が問題になるようです。
大阪の場合関西国際空港を利用するのが一般的で、さらに伊丹空港という空港も利用できます。
関空は特に大阪府の南西地域に近く、伊丹空港は大阪市内を始め、大阪府の北東地域に近いため、どちらの空港を利用しても比較的短時間で移動が可能です。
一方名古屋周辺の空港は中部国際空港となりますが、この空港の場合、名古屋駅から約50km離れており、東京から空路を使った場合、名古屋市内までの移動に時間がかかることが原因のようです。
最後に
うさぎの引っ越しは、準備段階からかなり手間がかかります。
この手間を、ただでさえ忙しい引っ越し準備中に行うことを考えると、引っ越しの時はできるだけ楽に、そして大切なうさぎにストレスをかけないように移動させたいところです。
そこでオススメになるのが引っ越し業者にうさぎの搬送を依頼すること。
自社で動物専門の搬送サービスを行っている引っ越し業者や、引っ越し業者と業務提携をしている動物搬送業者にしっかりとお任せすることです。
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環境の変化に弱いうさぎのためにも、最善最安の業者をぜひ見つけてあげましょう。
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