「一括見積もりサイトって本当に安くなるの？」
「利用すると面倒くさいって聞いたことがあるけど…」
「メリットやデメリットを知りたい…」
「引っ越し料金の一括見積もりサイト」というサイトの存在は知っているけど、その内容は良く知らないという方が多いのではないでしょうか？
一括見積もりサイトの利用を勧める記事を読むと、「利用すれば半額で引越しができる」、「入力だけですぐに見積もりが出る」など、景気の良い話ばかりが目立ちますが、どこまで本当なのでしょうか？
そこで今回は引越しの一括見積もりの仕組みと、メリットやデメリットを確認していきたいと思います。
引っ越しのためにある引越し業者に見積もりを取ったら73,300円でした。
高いんじゃないかと思って
あやうく31,300円も損するところだったんです。
複数の業者に見積もりを取ることで安い業者を見つけることができました。
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目次
引越しの一括見積もりの基本的な仕組み
メリットやデメリットを考える前に、まずは基本的な仕組みを知っておきましょう。
一括見積もりサイトは、それぞれが多くの引越し業者と契約をしています。
利用者はその多くの業者の中からいくつか気になる業者を選び、見積もりを依頼する形になります。
引越し業者にとっては、サイトに登録することで顧客が集まるという利点があり、利用者にとっては、1つのサイトを利用するだけで複数の引越し業者に見積もり依頼ができるという利点があります。
引越しの一括見積もりを利用すると安くなる？
では、この引越し一括見積もりを利用すると、引越し費用が安くなるというのは本当でしょうか？
引越し業者にとって一括見積もりサイトは、黙っていても顧客が集まる便利なサイトであると同時に、多くのライバル業者が集まっている場所でもあります。
そのサイトから見積もり依頼が来るということは、同じ顧客からライバル他社にも見積もり依頼が行っているということになります。
それが分かっている以上、引越し業者としても最初から高い見積もりを出すワケにはいきません。
必然的に提案する見積もり金額は安めになる傾向にあります。
他にも費用が安くなる理由はありますが、それは後述します。
引越しの一括見積もりを利用するメリット
最大のメリットはやはり引越し費用を抑えることができるということ。
引越し費用には決まった定価というものが存在しないため、一つの業者に問い合わせただけでは、かなり高い見積もりを提示されがちです。
しかし最初から相見積もりになると分かっている一括見積もりサイトを通すことで、各業者はできるだけ安い見積もりを出すことが期待できるわけです。
さらにメリットを考えると、複数の引越し業者にまとめて見積もりを依頼できるということがあります。
この一括見積もりサイトを利用せずに、引越し業者に直接問い合わせた場合、電話やネットでは見積もりが出ずに、とにかく訪問見積もりを求められます。
一度訪問見積もりを受けてしまうと、そこからしつこく契約を迫られるケースが多く、気の弱い方の場合、他の業者と比較検討する機会すらなく契約となってしまう可能性があります。
そうはならなくても、そもそも複数の業者にいちいち見積もりの依頼の連絡を入れること自体大きな手間ですから、それがなくなるだけでも大きなメリットといえるでしょう。
引越しの一括見積もりを利用するデメリット
一方一括見積もりサイトを利用するにはデメリットも生じます。
一番大きなデメリットは、「引越し業者からの電話が殺到する」ということ。
一括見積もりサイトを利用して、見積もり依頼を出したことは、依頼を受けた業者にも伝わります。
一括見積もりサイトを経由した申し込みである以上、他の複数のライバル業者にも同様の見積もり依頼が行っているということに。
引越しの見積もりは、先に約束をした方が圧倒的に有利になりますので、見積もり依頼を受けた業者は、一斉に申込者に電話連絡をし、訪問見積もりの約束を取ろうとします。
その電話が一斉にかかってくるということです。
なぜ先に見積もりをした業者が有利になるのか？
一括見積もりサイトで見積もりを依頼しても、そこで得られるのは暫定的な見積もり金額です。
いくら条件を入力しても、実際に引越し業者の営業担当者が見て荷物の量や種類、大きさなどを確認しないと正確な見積もりは出せません。
そしてこの訪問見積もりを、他のライバル業者よりも先にしたがるのが引越し業者です。
訪問見積もりとなると、当然立ち合いが必要になります。
そこで荷物の量を確認し、自社のサービスを説明し、見積もり金額を提示するわけですが、これだけで終わらないのが訪問見積もり。
ほとんどの引越し業者の担当者はここから粘ります。
「今日契約してくれたら〇万円値引きします」ですとか、「以下ここで決めていただければこのサービスを無料にします」ですとか、とにかくその場で契約を取るために必死になります。
訪問見積もりは一番手が有利？不利？
仮に複数社の訪問見積もりを受ける場合、一番最初に訪問する業者が有利なのか不利なのか？
単純に考えれば「不利」ということになります。
最初に見積もり金額を提示するということは、その場で契約が決まらない限り、必ず後続のライバル業者と費用を比較されるからです。
後続の業者も、先に来た業者がとんでもない安値の見積もりを出していない限り、その業者の見積もりを見て、さらに安い金額を提示します。
そう考えると先に手の内を見せるのは不利というのが一般的です。
ですから最初に見積もりに来る業者は必死に食い下がってその場で契約を取ろうとします。
この行動が一気に最初の見積もり業者を「有利」にすることに繋がるのです。
訪問見積もりは正直面倒くさい？
最初に来た引越し業者の担当者が、何とか契約を取ろうと粘れば粘るほど、依頼した顧客は、「訪問見積もりってこんなに面倒なんだ」と感じます。
ただでさえ、初対面の人を家に上げて、荷物を隅々まで見られ、長々とサービスの説明を受け、挙句に契約してくれと粘られるわけですから、正直面倒くさいと感じて当然です。
そうなると依頼した側の考え方が変わります。
元々は「複数社の見積もりを見て比較検討しよう」と思っていても、「こんなに面倒なことを何度もやるのは苦痛だし、一生懸命値引きしてくれているし…」と考えが変わっていくわけです。
こうなると営業マンの術中です。
営業マンの殺し文句でもある、「他の業者の訪問見積もりを受ける予定を私がキャンセルしておきましょうか？」が飛び出します。
事前に複数社と訪問見積もりの約束をしている場合、ネックになるのはその訪問を断るのが申し訳ないという思いです。
そこを代行してもらえるなら…と、契約に繋がることが非常に多いです。
これが引越し業者ができれば最初に訪問見積もりをしたいと考える理由であり、そのために電話攻勢が起こるということになります。
引越し一括見積もりを利用するなら？
一括見積もりを利用するのであれば、まず必要なのはきちっと電話応対ができることになります。
「電話が鳴っているけど面倒…」と思うようではなかなか利用は難しいでしょう。
引越し業者は繋がるまで、そして訪問見積もりの予定が撮れるまで何度でも電話をしてきます。
電話攻勢がひどくなるのは、この電話に出ないからであって、出た上できっちり応対できればしつこくかかってくることはありません。
ではそこまでしてでも一括見積もりを利用する価値はあるのでしょうか？
これは「価値あり」と断言できます。
最初に触れた通り、引越し費用に定価は存在しません。
定価が存在しないということは、基本的に引越し業者の「言い値」が費用相場になっているということです。
業者の言い値が相場ということは、業者はそれなりにもうけを見込んで出した金額が相場になっているということ。
つまりいくらでも値引きの余地があるということになります。
引越し一括見積もりを利用することで、まずはこの相場を引き下げることができ、さらに複数の業者の見積もりを比較することで、値引き交渉が行えることにもなります。
値引き交渉における最大の材料である、「他社の見積もり」が入手できることが、一括見積もりを利用して引越し費用を抑える最大のポイントになります。
最後に
引っ越しの一括見積もりサイトは、最安値で引越しをするために欠かせない存在といっていいでしょう。
そのデメリットは電話による営業がキツいということになりますが、これはあなたの応対次第でなんとでもなります。
もちろんそのデメリットを超えるだけのメリットがあるわけで、せっかくこのような便利なサイトがある以上、利用しない手ははありません。
電話が激しいのは引越し業者と契約するまでです。
それまできっちり対応できれば、これほど便利なサイトはありません。
引越しをするならまず一括見積もりで業者を選定するのがベストと覚えておきましょう。
詳しくはこちらをどうぞ。
引っ越しのためにある引越し業者に見積もりを取ったら73,300円でした。
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